日々の仕事や勉強、家事や育児などで、ストレスや疲労は知らず知らずのうちに溜まってしまうもの。
だからこそ、週末や夏休みなど時間が取れたら都会の喧騒から離れて静かな自然の中でゆっくりのんびりと過ごしたいという人も多いのではないでしょうか。実は、私たちがこのように緑豊かな自然を感じたいと思うのには理由があります。
今回は森林浴の効果を二回に分けて紹介して行きたいと思います。
小さい頃、目が悪くなったら森を見たら良いと教えられた方も多いかもしれません。森の色である緑色にはリラックス効果があり、見ることでPCやスマホなどで疲れた目を休ませてくれます。また、リラックスしたときに働く副交感神経の活性化にもつながります。
森には、1/fゆらぎという、心臓の音に似た自然が生み出す独特のリズムが流れており、高周波音(ホワイトノイズ)が脳を活性化し、リラックスさせる効果があります。
森に入ると川のせせらぎ、鳥の声、風の音など自然の音も多く聞こえてきます。森林浴では、耳も研ぎ澄ませることが癒しにつながります。
森林に入ると独特の香りがします。もともとは植物が自己防衛、殺菌のために葉から放出しているものですが、お寿司やハーブ、アロマなどでも見られるように植物の殺菌作用を、人々は古くから利用してきました。また、森はα波を出しているためリラックス効果も期待できます。
今回は、五感の一部を通じて感じる森林浴が体に与えるリラックス効果について紹介しました。実は、森林浴はリラックス以外にも意外なところに効果を発揮します。