はじめに、奄美大島とはどのような場所なのか、特徴や主な見所などについて紹介していきます。
奄美大島は、羽田空港からだと直行便でおよそ2時間で行ける場所です。フェリーでも行けますが、移動時間を短縮したいなら海路よりも空路の方がいいでしょう。都心からでも短時間で行けるというアクセスの良さにも関わらず、海外を思わせるようなブルーグリーンの海で、人気の高い観光地の一つに数えられます。奄美大島が位置しているのは、鹿児島県と沖縄本島の中間地点です。そのため、何県なのかわからない人もいるかもしれませんね。奄美大島の所在地は、鹿児島県になります。
奄美大島は、東洋のガラパゴスと呼ばれることもあります。その理由は、奄美大島に見られる独特の自然です。日本国内では2番目といわれる広さを誇るマングローブ林、そしてアマミノクロウサギなどの絶滅危惧種が生息しています。アマミノクロウサギは奄美大島の固有種であり、他では見ることができません。さらに海にはサンゴ礁と、陸にも海洋部にも豊かな自然があり、その独特の生態系が奄美大島の魅力なのです。そして、奄美大島には島人が育んできた固有の文化があります。その文化も奄美大島の豊かさの一つといっていいでしょう。
前述した通り、奄美大島は力強い自然があふれた場所です。日本にいることを感じさせない鮮やかで温かみのある海には色とりどりの熱帯魚が泳ぎ、まるで海外のリゾートにいるような錯覚を覚える人も多いでしょう。しかし、奄美大島の魅力は自然以外にもたくさんあります。もしも、自然を堪能するためだけに奄美大島への観光を予定しているなら、それはちょっともったいないかもしれませんね。奄美大島には古くから歌い継がれてきた島唄、そして、チヂンという太鼓の音とともに踊る八月踊りと、神秘的であり豊穣の文化が根付いています。
奄美大島を訪れたら「シマジューリ」も堪能しましょう。シマジューリとは、島の郷土料理のことです。シマジューリの代表ともいえる鶏飯は、その昔は薩摩藩の代官に出されたおもてなし料理でした。現代ではどこの家庭でも食べられる庶民の味として愛されています。他には、油ソーメンや豚肉料理、新鮮な魚介を使った料理なども島で味わえる郷土料理です。そして、南国ならではのトロピカルフルーツもたっぷり味わえます。奄美大島には、古来から島に訪れる人を歓迎し、もてなす温かい心が根付いています。奄美大島の温かさに触れながら、老若男女を問わずに誰もが楽しめるアクティビティを満喫してみましょう。
それでは、3月に奄美大島を観光するうえで知っておきたい基本的な情報を紹介していきます。
3月の奄美大島の平均気温は、2019年のデータでは17.9度となっています。最高気温は27度を超えたこともあります。同じ3月でも東京の場合の平均気温は10度前後で、気温が高い日でも15度程度にしかなりません。10度前後だと、コートを羽織ってちょうど良いといった感じでしょうか。東京に比べると3月の奄美大島は過ごしやすい気候であるといえます。ただし、風が出るとやや肌寒いと感じることもありますから注意は必要です。
3月といえば、花粉が気になる人もいますよね。春に花粉が飛びやすい樹木の代表格といえばスギです。他にも、ヒノキやシラカバなども花粉が飛びやすい樹木にあげられます。ところが、奄美大島にはスギの木が自生していません。ヒノキやシラカバなども同様で、奄美大島には花粉症の原因となる樹木はないと考えることができます。ですから、花粉が気になるという人も奄美大島ならあまり心配する必要はないでしょう。ただし、不安な場合は一応予防できるように準備はしておいた方がいいかもしれません。
3月の奄美大島は、東京と比較すると平均気温が高く暖かいということがわかります。ただし、日によっては20度を超えることもあるため、暑い日に備えて半袖シャツは用意した方がいいでしょう。また、同じ3月でも前半と後半では多少なりとも気温が変わってきます。3月前半に行くならやや厚手の長袖を用意し、後半に行く場合は少し薄手の長袖を用意した方がいいかもしれません。そして、注意しておきたいのは風です。
風がある日を想定して、念のために風を通しにくい上着なども準備しておきましょう。肌寒いと感じるときは、防寒の役割をしてくれます。そして、もう1点注意しておきたいのは雨の日の対策です。観光する場所によっては、外出先で調達できないこともあります。特に、この時期の奄美大島は雨の日が多いため、あらかじめ用意しておく方が安心できます。携帯しやすい折りたたみの傘やレインコートなどがあると便利です。できれば軽量のものにしておくと負担を軽減できます。また、レインコートはポンチョ型のものを選ぶとバッグやリュックの上から羽織れ、荷物を濡らす心配がありません。
では、ここからは3月の奄美大島でおすすめの観光を紹介していきます。
寒い時期になると、奄美大島の近海にはクジラがやってきます。そのため、1〜3月の奄美大島はホエールウォッチングが楽しめる時期です。ショップによっては12〜4月まで楽しむこともできます。船から見るだけでも十分楽しめますし、実際にクジラを目にすると迫力もあります。しかし、水中から見えるコースを選ぶとさらにクジラを身近に感じられるかもしれません。
ところで、クジラは幸運のアイテムでもあることを知っているでしょうか。同じく12〜4月頃にクジラが訪れるハワイでは、クジラは幸運のお守りとして大切にされています。クジラに遭遇できること自体が幸運といわれていますが、特に幸運度が高いのはクジラの尾を見ることです。クジラの尾は、豪快にジャンプして水中に潜った瞬間しか見ることができません。3月に奄美大島に行くなら、ぜひクジラの尾を見て幸運を呼び寄せてみましょう。ホエールウォッチングは、旅行会社などからツアーと一緒に申し込むことができます。
マングローブツアーは1年を通して楽しめるアクティビティで、3月以外でも体験できます。ただし、アマミヤマシギなど寒い時期でしか会えない固有の生き物もいます。3月であれば、まだアマミヤマシギに会えるかもしれません。他にも、奄美大島でしか見ることのできないさまざまな生き物に出会えるチャンスです。マングローブツアーでは、マングローブ原生林の中に流れる川をカヌーでゆったり進んでいきます。
雄大な自然の中に身を置き、少しずつ変わっていく景色を眺めながら過ごす時間は日常では味わうことはできません。マングローブの林を間近に感じるだけでも、心が安らぐでしょう。カヌーで進むというと急な流れをイメージしがちですが、奄美大島のマングローブ原生林に流れる川は穏やかです。自分のペースでゆっくり進んでいけますから、日頃の疲れやストレスの解消にも適しています。そして、もう一つの楽しみはガイドさんの解説です。他では聞けないような奄美大島の自然や環境について語ってくれます。
奄美大島に行ったらぜひ体験しておきたいアクティビティといえば、ナイトツアーもその一つです。奄美大島は夜間になると明かりが少なくなり、時間帯や場所によっては真っ暗になります。闇夜の中をバンなどの車で出かけるナイトツアーでは、日中とは違う静かな自然を見ることができます。そこには、野生動物のありのままの姿を目にすることもあるでしょう。特に、普段都市部で暮らす人にとっては非常に貴重で大切な時間を体験できます。
昼間の穏やかな奄美大島とは違う魅力を感じられるのも、ナイトツアーの醍醐味といえます。しかし、さらに感動を呼ぶのは満天の星空です。天気次第では空いっぱいにまたたく星を目撃することができ、見ているだけで時間を忘れるかもしれません。奄美大島の夜は静寂に包まれています。都会で暮らしているとなかなか気づきませんが、人工的な明かりがない夜空では星本来の輝きが強くなります。聞こえてくるのは波の音だけで、星に包まれているような幻想的な時間を過ごせるでしょう。
最後に紹介するのは磯遊びです。奄美大島といえば、やはり海を堪能したいという人もいるでしょう。奄美大島の海開きは、毎年旧暦の3月3日で行われています。旧暦の3月3日とは現代に置き換えると3月末頃ですが、3月は水温が20°C前後とやや低めです。そのため、実際にはまだ海水浴を楽しめるほどではありません。ただし、ウェットスーツを着用してのマリンアクティビティを楽しむことはできます。また、天気が良い日ならビーチサンダルで砂浜を散歩するのもいいでしょう。
奄美大島で人気の海岸といえば笠利町の「土盛海岸」や「崎原ビーチ」、龍郷町の「手広海岸」、そして奄美市の「大浜ビーチ」などがあります。土盛海岸は奄美空港から車で10分ほどの場所なので、最終日に散歩するのもいいかもしれません。崎原ビーチは土盛海岸に比べると人が少なく、穴場的なスポットです。崎原ビーチはサーフィンを楽しむ人が多い海岸で、シャワーやトイレなども完備されています。リゾート地のような夕日を見たいなら大浜ビーチに行ってみましょう。大浜ビーチは大浜海浜公園の一部で、近くにはキャンプ場もあります。
春先の奄美大島は過ごしやすい気温の日が多く、観光に適した時期といえます。ホエールウォッチングからナイトツアーなど、日常から離れて気分がリセットできるようなアクティビティであふれています。奄美大島のTHE SCENEでは、特上の宿泊と多種多様なアクティビティを提供していますので、奄美大島へ観光の際はぜひ立ち寄ってみましょう。
住所 : 〒894-1523 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字蘇刈970
電話番号 : 0997-72-0111
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amami wellness & resort
世界自然遺産奄美大島の最南端に位置する大自然に囲まれたウェルネスリゾートホテル『THE SCENE』。 自然の力で心・体・脳を浄化する「ネイチャークレンズ」がコンセプトに、全室ガラス張りのオーシャンビューの室内からは加計呂麻島を望む絶景を眺めることができます。瞑想、サンセットヨガ、SUPのプログラムも充実しており、ビーチやガーデンなど大自然の中で味わえる極上のウェルネス体験を通し、素敵な時間をお過ごしいただけます。
・全室ガラス張りのオーシャンビュー
・ウミガメと泳ぐシュノーケル
・星空がみえる屋上テラス
・ラグジュアリー空間
・奄美唯一の天然温泉
・充実したアクティビティ体験
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