奄美大島に就航している航空会社は、JALとバニラエア、スカイマークの3社になります。3社の発着場所は違う場合があるので、しっかりと確認しなくてはなりません。例えばJALの発着場所は、羽田・伊丹・福岡・鹿児島・那覇になります。なお、2019年8月31日まで就航していたバニラエアの成田と関空の発着は、ピーチとの統合によって2019年10月1日からは成田から発着予定になります。
関空はウィンターダイヤ期間の就航を予定しており、期間は2019年10月27日から2020年3月28日までです。バニラエアを利用しようと考えている場合、ピーチとの統合によって2019年9月1日から9月30日の間は就航していないので注意しましょう。また、スカイマークは羽田・中部・神戸から鹿児島を経由して発着しています。乗り継ぎ場所に鹿児島を選択することによって、ジェットスターやソラシドエア、ANAなどで奄美大島を目指すことができます。乗り継ぎを上手くすることで、片道およそ1万円で行くことができるできます。
飛行機を利用する場合のメリットは、他の交通手段よりも早く目的地に着くということでしょう。料金が気になるところではありますが、JALよりもLCCを利用することで、比較的安く航空券を手に入れられるでしょう。例えば、関東から奄美大島に行く場合、JALだと一般運賃の場合5万円台からになってしまいますが、バニラエアを利用すると費用は6,000円台からになます。JALの早朝割引を利用するとこともできますが、それでもJALの方が高めになってしまいます。格安航空会社のLCCを利用することで、チケット代をかなり安く抑えることができるのです。
料金が安いことがメリットの一つであるLCCですが、座席間が狭いなどのデメリットもあります。また、チェックインカウンターが遠いなど、少々不便を感じる場面もあるでしょう。乗り心地やチェックインのしやすさを優先するならばJALを選ぶなど、優先順位によって航空会社を選ぶこともできます。
飛行機とフェリーの両方を利用する場合、鹿児島航路の利用が一般的です。鹿児島航路は、鹿児島新港から沖縄本島までをつないでいます。この道順で行く場合、鹿児島まで飛行機を利用し、フェリーに乗り換えます。鹿児島から奄美大島までのフェリーでの所要時間は11時間ほどです。便の数は1日1便で、マルエーフェリーA''LINEとマリクスラインが運行しています。フェリーを利用する方法でも、鹿児島で乗り継ぎをすることで、ジェットスターやソラシドエア、ANAなどで奄美大島に行くことができ、運賃も上手く乗り継ぐことで1万円程度に抑えることもできるでしょう。
7~8月は夏休みシーズンで、海の輝きが増したりマリンスポーツを楽しめたりと、トップシーズンにもなるので航空券の価格は高くなりがちです。例えば、JALの正規料金だと羽田から奄美間で片道4~5万円台程度になります。格安で航空券を手に入れることができる先割りを利用したとしても、トップシーズン中は高いと感じることもあるでしょう。また、夏休み期間にあたると、旅行客や帰省客が多くなるため、早めに予約をしなければ、航空券はすぐ売り切れになってしまいます。
トップシーズンを避けるならば、オフシーズンになる4~7月の初旬、または10~11月頃が良いでしょう。この期間であれば、比較的安く航空券を手に入れることができます。真夏では、日差しも強く暑いので体調についてしっかり管理することも必要ですが、オフシーズンにあたる時期では、風も涼しく感じられ快適に観光を楽しむこともできるのです。
LCCを利用する場合、手荷物は2個までで10キロ以内という決まりがあるので気をつける必要があるでしょう。超過してしまった場合、追加料金が発生してしまいます。飛行機を利用する場合、搭乗手続きや降機手続きには時間がかかるものです。国内線の場合であっても、搭乗時間の1時間前には空港に着いておくと良いでしょう。繁忙期の飛行機利用の場合、混雑が予想されます。そのようなときは2時間前に空港に到着することを目安にすると、混乱を避けられます。
首都圏から奄美大島までの飛行機の便は、羽田空港から奄美の間ではJAL、成田空港と奄美の間ではバニラエアがそれぞれ1日一便の就航になります。JALは通常運賃が54,300円ですが、早朝割引というものがあり特に航空券を手に入れることができるのです。また、55日前までに予約することで、「スーパー先得」という割引を利用することができ、一番安い時期であれば16,000円台に航空券が設定されていることもあります。さらに、75日前までに予約すると「ウルトラ先得」という割引きが利用可能で、さらに安く航空券を手に入れることができるできます。JALを利用した場合の羽田空港から奄美までの所要時間は約2時間10分です。
バニラエアはJALに比べて運賃が安く、6,000円台から航空券を手に入れることができます。発着は都心からは遠くなってしまいますが、成田空港からです。飛行時間は約2時間30分になります。都心からのアクセスを重視した場合、成田空港発着のバニラエアではなく羽田空港発着のJALを利用すると良いでしょう。スカイマークは乗り継ぎが必要で、羽田から鹿児島に行き、ここで乗り継ぎになります。所要時間は約2時間45分で、料金は11,700円からです。このように、乗り継ぎを上手くすることで、ジェットスターやソラシドエア、ANAなどの航空会社を利用することもでき、料金も片道1万円程度からと抑えることも可能でしょう。
関西から奄美大島に向かうのには、伊丹空港から行く方法と関西空港から行く方法とがあります。伊丹空港から奄美間では、JALが1日1便就航しており、普通運賃で43,100円の運賃です。しかし、先得という早期購入割引を利用することで7,400円での搭乗が可能になります。
関西空港からの場合、奄美大島まではバニラエアが1日1便就航しています。運賃は4,790円台です。飛行時間は、伊丹空港と関西空港どちらからでも変わらず、1時間30分程度になります。自宅から近いのはどちらの空港なのか、ということを考えて出発する空港を選んでもいいでしょう。バニラエアはピーチに統合するので、その後は関空からウィンターダイヤの期間である2019年10月27日~2020年3月28日の就航を予定しています。
また、スカイマークを使用したいという場合は、神戸から出発し鹿児島で乗り継ぐこと奄美大島に行くことができます。所要時間は2時間10分程度で、運賃は7,700円台から搭乗可能です。このように、鹿児島での乗り継ぎを利用することで、ジェットスターやソラシドエア、ANAなどで奄美大島を目指すことができ、料金も片道1万円程度からと抑えることができます。
名古屋から飛行機を利用して奄美大島を目指す場合、中部空港発着のスカイマークを利用すると良いでしょう。この方法は、中部空港を出発し鹿児島空港を経由して奄美大島へ向かいます。中部空港と鹿児島空港の便は1日2往復あり、所要時間は約1時間3分です。また、鹿児島と奄美間も1日2往復出ており、所要時間は1時間程度になります。中部空港から奄美までの運賃は8,800円からですが、割引を利用することで7,700円から奄美大島に行くことができます。
岡空港から奄美大島を目指す場合、格安のLCCを利用したいと考える人もいるでしょう。しかし、福岡空港からはLCCの就航はなく、JALの奄美大島直行便のみが利用できます。便の数は1日1往復で、飛行時間は1時間10分程度です。
普通運賃では38,500円台から航空券を購入できますが、これでは少々高いと不安な人もいるでしょう。そのようなときはウルトラ先得を利用すると良いでしょう。ウルトラ先得では9,000円台から航空券を購入することができ、通常運賃よりもお得になります。奄美大島に行く日にちが早めに決まっている場合、ウルトラ先得のような早期購入割引を上手に活用することで、格安で航空券を手に入れることが可能なのです。
空港の中にも、奄美大島への直行便がないところも存在します。そのような空港でも、鹿児島空港で乗り継ぎを行うことによって、奄美大島まで向かうことができるのです。所要時間は便によって違いがあり、55分から1時間15分程度になります。鹿児島空港では奄美大島まで、JALならば1日7~9往復就航しており、スカイマークの場合だと1日2往復程度の就航なので、利便性が高いのです。
JALは普通運賃で28,000円程度で航空券を購入することができ、事前に出発日が決まっている場合などは、ウルトラ先得などで早めに航空券を購入することで、さらにお得に購入することが可能でしょう。スカイマークはさらに安く、割引運賃を利用することで、最安値が3,600円から航空券を購入することができます。
沖縄から奄美大島を目指す場合、いくつかの方法がありますが、一般的には那覇からRAC(琉球エアコミューター)というものを利用します。このRACを利用するためには、12時30分頃には那覇に到着していなくてはならないため注意が必要です。また、天候などの理由で欠航になることもあり、当日に乗り継ぎができた場合には那覇で1泊することになる可能性があるので、ある程度の用意は必要でしょう。
RACは1日1往復の就航で、飛行時間は約1時間です。運賃は通常運賃で26,320円です。また、沖永良部島と徳之島を経由するJAC(日本エアコミューター)もあります。これは、奄美群島アイランドホッピングルートと呼ばれ、1日1往復の就航です。沖永良部島と徳之島を経由するため、RACよりも所要時間が長くかかってしまい、約3時間の飛行時間になります。