【奄美大島】奄美空港周辺のおすすめ観光スポット&ショップ

【奄美大島】奄美空港周辺のおすすめ観光スポット&ショップ

奄美大島へアクセスするには、飛行機またはフェリーを利用する方法があります。この記事では、飛行機で奄美大島に旅行する方に向けて、2018年にリニューアルした奄美空港を紹介します。また、空港内のレストランやショップの情報のほか、到着した直後や帰りの飛行機までのちょっとした時間に便利な奄美空港周辺のおすすめのスポットや、奄美大島のお土産についても紹介します。

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2018年にリニューアル!使いやすくなった奄美空港

奄美空港ターミナルビルは、2018年7月に増改築工事が完了し、リニューアルオープンしました。この増改築は、地域が目指している「奄美・琉球」の世界自然遺産登録後の観光客増を見据えたものです。

奄美空港の乗降客数は増加傾向にあり、2015年度には約67万8千人に達しました。これは1988年の開港以来最も多い人数でしたが、この記録は更新され続けており、2017年度には約77万3千人に達し、2018年度にはついに80万人を突破しています。利用客の増加によってターミナルビル内の混雑が問題となっていましたが、このたびのリニューアルによって、施設面積が1.7倍に拡大されました。また、可動式の搭乗橋(ボーディングブリッジ)や、到着手荷物受け渡し用のベルトコンベヤーも、従来の1基から2基に増設されています。そのほか、各階に多目的トイレが設置されるなど、利便性が向上しました。また、搭乗待合室や出発ロビーはリニューアル前と比べて約2倍の広さとなり、快適な環境となりました。

総合案内所前にはインフォメーションコーナーが新しく設置されました。奄美の景勝地や観光施設などの情報が、タッチパネル式のモニターで提供されています。また、総合案内所の付近にイベントスペースも設けられました。奄美の文化や特産品の紹介のほか、展示や即売などをこのスペースで行うことも可能です。 空港内には自由に使用できる車いすやベビーカーも用意されており、車いすやベビーカーを手荷物として預けた後でも利用することができるため便利です。このたびのリニューアルでは、車いすの利用に対応した、すべての階層で利用できるエレベーターも新しく設置されたので、車いすでも安心です。

また、おむつ替えや授乳が可能なベビーケアルームが2階の出発ロビーと搭乗待合室内に用意されています。搭乗待合室内にもあるので、保安検査場を通過した後でもおむつ替えなどが可能です。そのため、小さなお子さんを連れていても安心して空港を利用できます。 館内にはフリーWiFiが設置されているほか、充電スポットもあるので、もしものときにも安心です。ATMやコインロッカーも設置されています。 利用客のさらなる増加を見込んで、より広く、使いやすく整備された奄美空港。到着後にレジャーや観光の情報をインフォメーションコーナーで仕入れてから目的地へ向かうなど、奄美大島の空の玄関口を使いこなすことで、奄美の旅をより快適なものにしましょう。

奄美空港でランチはできる?空港内レストランについて

奄美空港内には2つのレストランがあります。2階の出発ロビーにあるファミリーレストランとカレースタンドです。飛行機が出発するまでの時間に急いで食事をしたいときや、飛行機を見ながら休憩したり食事を楽しんだりしたい場合にはぴったりです。

ファミリーレストランのメニューには鶏飯やトロピカルジュースなどもあり、郷土料理を食べ逃していた場合に利用するのもおすすめです。
カレースタンドでは島の名物である「ミキヨーグルト」も味わえます。「ミキ」とは、お米と砂糖、そしてさつまいもを原料とした発酵飲料で、昔から奄美で飲まれているものです。「お米のヨーグルト」とも呼ばれ、栄養価も高く消化の良い食品なので、夏バテの防止のために飲んだり、離乳食に使われたり、夏場の食欲不振の際に飲んだりと、島民の生活において広く親しまれています。
本格的な奄美名物を味わいたいときは、空港周辺にもいろいろなレストランがあります。飛行機の出発までに時間が取れる場合などには、少し空港の外に足を伸ばして奄美の郷土料理に舌鼓を打つのもおすすめです。

奄美空港周辺おすすめレストラン3:鶏飯 みなとや

空港周辺にあるおすすめのレストランの一つに「みなとや」があります。みなとやは、昭和21年に創業された老舗で、奄美大島の郷土料理である「鶏飯」の元祖と言われるお店です。地元の鶏から取った、出汁がたっぷり入ったスープが自慢の、人気の鶏飯専門店です。

今から400年ほど前の奄美は、薩摩の支配下にありました。鶏飯は、役人をもてなすために考案された料理で、庶民が口にすることのできない、とても贅沢なものだったと伝えられています。その当時は鶏肉の炊き込みごはんでしたが、みなとやの初代の女将が、みなとやの開業にあたって現在の鶏飯のスタイルにアレンジしたものが、奄美の郷土料理として広く普及しました。みなとやが「鶏飯の元祖」と呼ばれる理由はここにあります。現在広く知られている、ごはんにいろいろな具材をのせて鶏のスープをかけて食べるスタイルの鶏飯は、みなとやが発祥だったのです。

営業時間は11:00から15:00頃までなので、ランチとして利用することができます。ただし、その日に作ったスープのみを提供しているため、スープがなくなり次第閉店となってしまいます。人気店でもあることから、早めに来店することをおすすめします。 鶏飯以外にも、奄美大島の名産である「ミキ」や黒糖焼酎といった飲み物も、メニューとして提供されています。
また、持ち帰り用の鶏飯の販売も行われています。作り置きをしていないため、注文してからの準備となります。40分程度が必要なため、持ち帰り用を購入したい場合は時間に余裕を持って、早めの注文をおすすめします。
奄美空港からは車で10分ほどの距離です。空港の付近で本格的な奄美の名物を味わうことのできる名店です。

住所:鹿児島県奄美市笠利町外金久81
電話番号:0997-63-0023
営業時間:11:00~15:00頃(材料がなくなるまで)
定休日:不定休

奄美大島らしいお土産を買おう!空港内のお土産ショップ

リニューアルした奄美空港内には、奄美大島のお土産が揃うショップが複数あります。 空港の1階にある「エアポートショップありむら」は、黒糖焼酎などのお酒を扱う会社が運営する土産店です。黒糖焼酎を始めとして奄美の特産品全般が揃うお店です。お菓子や食品だけでなく、民芸品なども販売されています。

空港2階にも土産店が揃っています。大島紬の織元が運営する「まえだ屋」は、奄美特産のお菓子や離島の名産品など、幅広い商品を取り扱う土産店です。黒糖焼酎も購入することができます。
同じく2階にある「BLUE SKY 奄美空港店」は、JALのグループ会社が運営する店舗です。奄美の特産品である鶏飯や、箱物のお菓子、黒糖焼酎のほか、唐芋菓子の専門店が製造する唐芋レアケーキ「ラブリー」などを販売しています。
「ヤマア 奄美空港店」も空港の2階の土産店です。奄美特産の食品を中心に扱う会社が運営しており、鶏飯の素や島味噌、醤油や味噌加工食品、黒糖焼酎など、多岐にわたる商品が販売されています。

2階レストランの隣にある「有限会社 南西商事」も、土産物全般を取り扱うお店です。焼酎やお菓子などの黒糖製品のほか、紬製品や貝製品なども購入することができます。
「シートピア」は空港ビルの直営店で、唯一2階の搭乗待合室内にある店舗です。お菓子や夜光貝アクセサリーなどのお土産のほか、軽食や飲み物、書籍なども販売しています。保安検査場を通過してからも、お土産を追加で購入したい場合などに便利です。
各店舗で多種多様な奄美大島の特産品や定番のお土産が取り扱われています。リニューアルした綺麗な空港内で、とっておきのお土産を探して存分に買い物を楽しむことができます。

家族や友人にきっと喜ばれる!奄美大島のお土産おすすめ3選

奄美大島には、大島紬やタンカンなどさまざまな特産品が存在し、お土産としても購入できます。その中から、おすすめのお土産を3つ紹介します。 まずはじめに「鶏飯」です。鶏飯(けいはん)とは、奄美大島の代表的な郷土料理です。ごはんの上にさまざまな具材をのせ、スープをかけて食べます。具材は、ほぐした鶏肉や椎茸、錦糸卵、海苔やネギ、パパイヤの漬物などで、スープは鶏のスープです。飲食店だけでなく、各家庭でも親しまれているメニューです。自宅でも鶏飯を楽しめるように、お土産用の商品も製造されています。フリーズドライのタイプのものであれば、手軽に作ることができるのでおすすめです。

続いて、「黒糖焼酎」をおすすめとして挙げます。黒糖焼酎とは、サトウキビのしぼり汁から作られる純黒砂糖と米麹を主な原料として製造される、本格焼酎です。黒糖焼酎の製造は奄美群島のみで認められているため、まさに奄美大島の特産品です。黒糖の甘い香りが特徴で、さまざまな料理との相性も良いお酒です。お土産用にミニボトルの詰め合わせも販売されているので、自宅で飲み比べを楽しむことができます。大島郡瀬戸内町にある「瀬戸内酒販」は、奄美大島のみならず、喜界島や与論島に至るまで、黒糖焼酎の全銘柄を取り扱っているお店です。店内で試飲もできるため、実際に味わって確認しながら、自分好みの黒糖焼酎を探すことができます。

最後に紹介するのが「夜光貝」です。夜光貝は、直径が20cm、重さが2kgを超えるものもある大型の巻貝で、サザエの仲間です。暖かい海に住む貝で、日本では沖縄県や奄美群島が主な産地です。バターソテーや刺身などの食用にもされている貝ですが、美しい真珠層を持つ殻に価値があり、古くから螺鈿細工に用いられてきました。この美しい貝殻を磨いて作ったアクセサリーやランプ、オブジェなどはお土産としておすすめです。土産店などで購入する以外にも、アクセサリー作りのアクティビティなどを体験し、自分だけの夜光貝のグッズを思い出として持ち帰るのもいいですね。

便利になった奄美空港を使って奄美を満喫しよう!

2018年にリニューアルした奄美空港は、綺麗でとても便利な空港です。空港内にもレストランがありますが、本格的な奄美大島名物を味わいたいときは、空港周辺のレストランを利用するのがおすすめです。空港内には奄美大島ならではのお土産が買えるショップも揃っています。周辺には観光スポットもたくさんあるので、奄美空港を利用して奄美大島を満喫しましょう。