うれしい効果がたくさん!温泉の種類とそれぞれの特徴・効果を紹介

うれしい効果がたくさん!温泉の種類とそれぞれの特徴・効果を紹介

2020.6.26

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温泉はすべて同じというわけではなく、いくつかのタイプに分かれています。そのこと自体はなんとなくわかっていても、実際にどのくらいの種類が存在するのかは知らないという人が多いのではないでしょうか。温泉には実に多くの種類があり、しかも、その種類ごとにそれぞれに異なる効果があるのです。そこで、本記事では温泉を選ぶ際の参考になるように、温泉の種類と効果について解説をしていきます。

泉質とは

泉質とは

温泉はお湯に溶けている含有成分の違いによって種類分けがなされています。そのことを知らなかったとしても、温泉によってお湯の色に違いがあるのは雑誌やテレビなどで見たことがあるのではないでしょうか。

たとえば、草津温泉や白骨温泉のお湯は白く濁っており、伊香保温泉や有馬温泉のお湯は茶色に染まっているといった具合です。そして、このように、さまざまな温泉があるからこそ、温泉地や旅館によって異なったお湯を楽しむことができるわけです。ちなみに、こうした温泉の種類のことを泉質と呼びます。温泉によってお湯の色がさまざまなのは、多くの場合、この泉質の違いに起因しています。

適応症とは

あの温泉は冷え症に効く、この温泉は痛風に良いなどといった具合に、温泉の話題になるとそれぞれにどういった効果があるかという説明がかならずといっていいほどなされます。逆にいえば、温泉の多くは人体にとってプラスの作用をもたらしてくれるというわけです。このように、人体に効用のある温泉のことを「療養泉」といい、療養泉によってもたらされる効果や症状のことを「適応症」と呼んでいます。さらに、この適応症というのは温泉に含まれる主な含有成分の種類や量、つまり、泉質によって変わってくるのです。したがって、温泉を選ぶ場合は、まず、自分が求めている適応症が何なのかをじっくりと考え、その適応症をもたらしてくれる泉質の温泉を探すことが大切になってきます。

単純温泉の効果

単純温泉は成分が単純という意味ではありません。お湯に含まれる成分が一定量以下の温泉のことを指します。そういうと、ありがたみが薄そうに感じるかもしれませんが、必ずしもそういうわけではないのです。成分が薄いという事実は刺激が少ないことを意味します。つまり、肌がデリケートな人や高齢者、子供まで比較的安心して入浴できるというメリットがあるのです。したがって、刺激の強い温泉は不安だという場合には、最初に単純温泉に入り、様子をみてから他の温泉にチャレンジするのが賢明だといえます。 ちなみに、単純温泉は不眠症やうつ状態の改善などに効果があるといわれており、日々の仕事などで心身の疲れを感じている人には特におすすめです。また、単純温泉の中でもpHが8.5以上の温泉は「アルカリ性単純温泉」に分類され、お肌が滑らかになる「美肌の湯」として有名です。そのため、女性にとってはかなり魅力的な泉質だといえます。

塩化物泉の効果

塩化物泉とは温泉水1kgの中に1000mg以上の含有成分が検出され、陰イオンの主成分が塩化物イオンで構成されている泉質のことを指します。わかりやすくいえば、お湯の中に塩分を多く含んでいる泉質です。ちなみに、同じ塩化物泉であっても塩分以外の成分の違いによって、ナトリウム塩化物泉・カルシウム塩化物泉・マグネシウム塩化物泉などに分類されています。その中でも、日本で大部分を占めているのがナトリウム塩化物泉であり、他の2つは少なくなっています。特に、海の近くの温泉はほとんどがナトリウム塩化物泉だといっても過言ではないほどです。

成分は海水に近いため、海に入ったときのようなベタツキ感がありますが、その代わりに、皮膚に付着した塩分が汗の蒸発を抑え、湯上りのあともお肌の潤いを長く保つ効果が期待できます。同時に、塩分による高い殺菌効果も得られるため、切り傷や火傷への効能にもつながることから、「傷の湯」と呼ばれたりもしています。また、酸性のお湯に浸かって角質をキレイに落としてから、この塩化物泉に入ると、ツルツルなうえにしっとりとした肌が手に入るので、「美人の仕上げの湯」という名称でも有名です。さらに、女性ホルモンの一部であるエストロゲンの働きを促進する作用もあり、婦人症や月経障害への効能も期待できます。

炭酸水素塩泉の効果

炭酸水素を多く含む泉質のことを炭酸水素泉といい、そのほとんどがアルカリ性の性質を持っています。そして、このアルカリ性の温泉というのが肌や体に良い影響を与えるとされているのです。まず、化学反応によって皮脂を乳化させるので肌をキレイにしてくれる効果があるといわれています。そのうえ、肌の不要な角質や毛穴の汚れなども除去してくれます。いわば、石鹸で体を洗ったのと同じような感覚を得られるわけです。肌の余分な脂も取り除いてくれるので、新陳代謝の促進効果も期待できます。

加えて、皮膚の表面を柔らかくする作用は皮膚病や切り傷、やけどへの効能にもつながるといわれているのです。また、アルカリ性の温泉水は飲用することで胃酸の中和作用をもたらし、そのことによって、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などの予防改善効果が期待できます。

硫酸塩泉の効果

お湯の中に硫酸を多く含む泉質を硫酸塩泉といいます。硫酸には血管を拡張する作用があり、血管が広がると、高血圧症や動脈硬化が緩和され、脳卒中のリスクを下げてくれます。また、硫酸塩泉はかつて、芒硝泉(ナトリウム硫酸塩泉)・石膏泉(カルシウム硫酸塩泉)・正苦味泉(マグネシウム硫酸塩泉)の3つに分類されていました。そして、この3つにはそれぞれ異なる効果があるといわれているのです。一例を挙げると、芒硝泉は高血圧症や外傷、及び飲用による糖尿病への効果、石膏泉は高血圧症や外傷のほかに湿疹やニキビへの効果、正苦味泉は特に高い高血圧症への効果といった具合です。

二酸化炭素泉の効果

二酸化炭素泉は炭酸水に似た泉質で、お湯の中に遊離炭酸が多く溶け込んでいます。しかし、液体の中に含まれる遊離炭酸は温度が高くなると気化し、温泉はただのお湯になってしまいます。そのため、二酸化炭素泉の多くは低温です。それだと体が冷えてしまうのではないかと思われがちですが、炭酸ガスの血行促進作用によってしっかりと温めてくれます。それに、低温であるということは、血圧が上がりにくく、心臓などに対する負担も軽くてすむというメリットがあるのです。また、肌に付着し皮膚の内側へと吸収された炭酸ガスは毛細血管を拡張し、血液の循環を促してくれるという効果も期待できます。以上の点から、二酸化炭素泉は「心臓の湯」とも呼ばれています。

含鉄泉の効果

含鉄泉の温泉はお湯が茶褐色に近い色をしています。なぜ、そんな色になるかというと、含鉄泉には総鉄が多く含まれており、鉄分が空気に触れることによって酸化するからです。ちょうど、鉄が錆びるのと同じ現象が起きるわけです。ただ、鉄錆とは違って完全な茶褐色になるわけではなく、その多くは赤色や黄色、もしくは赤茶っぽい色をしているのが特徴だといえます。含鉄泉の効用としては高い保温効果が挙げられます。その効果は通常の温泉の比ではありません。鉄が熱を効率的に伝えてくれるため、お湯に浸れば寒い冬でも身体の芯からポカポカになることができるのです。

また、含鉄泉の保温効果はリウマチ性疾患や更年期障害などにも効くといわれています。さらに、鉄を多く含む泉質であるため、飲用すれば、貧血の改善にもつながります。

酸性泉の効果

酸性泉とは温泉水1kgの中に水素イオンが1mg以上含まれているものを指します。その最大の特徴はpH4以下の酸性のお湯であるという点にあります。他の泉質に比べると刺激が強く、特に、pH2以下の「強酸性泉」は肌にピリピリとした感覚を伴うほどです。酸性泉には強い殺菌作用があるため、ニキビ・水虫・皮膚の疾患・切り傷といった、菌が原因となっている症状に効能があるといわれています。また、酸は古い角質を落としやすいので、新陳代謝を高める効果があります。

ただ、酸性泉のお湯を薄めずに飲むと胃がただれてしまうおそれがあり、注意が必要です。それから、酸性泉は貴金属も腐食させてしまう性質を持っています。入浴の際にはアクセサリーなどを必ず外しておくようにしましょう。

硫黄泉の効果

硫黄泉はその名の通り、お湯の中に硫黄を多く含んだ泉質です。殺菌効果が高く、乾癬・アトピー性湿疹・脂漏性皮膚炎などといった慢性的な皮膚病や切り傷などに効果があります。その他にも、抹消毛細血管の拡張効果を有しているため、動脈硬化やしもやけに効くといわれています。また、硫黄泉からでる硫化水素ガスを吸えば痰が出やすくなることから「痰の湯」としても有名です。ちなみに、同じ硫黄泉でも遊離炭酸ガスや硫化水素を含んでいないものを単純硫黄泉、それらを含んでいるものを硫化水素泉といい、2種類に大別されています。

放射能線の効果

放射能泉はラドンを主成分とする微量の放射性物質を含んだ泉質です。放射能と聞くと反射的に怖いと感じるかもしれませんが、心配は不要です。放射能泉に含まれている放射線量はレントゲン撮影の際に浴びる量よりもずっと少ないため、危険性はありません。それどころか、微量の放射能は「ホルミシス効果」という作用によって免疫力を上げてくれることが証明されているのです。その効用は非常に高く、「万病の湯」と呼ばれているほどです。

また、痛風に対する効果の高さも有名で、「痛風の湯」と呼ばれることもあります。さらに、放射能泉の温泉では、放射性物質の1種であるラドンが空気中に飛散しているので、それを吸入して効能を得ることも可能です。

温泉に入って健康な生活を!

ヨガでリフレッシュしましょう!

温泉の種類やそれぞれの効果については理解できたでしょうか。大事なのは温泉には多くの種類があり、それぞれ体に良い効果を有しているという点です。したがって、いろいろな温泉に入れば、それだけ健康的な生活を送れるようになることが期待できます。ちなみに、離島にも素敵な温泉があるので、他人とは一味違った温泉体験をしてみてはいかがでしょうか。たとえば、豊かな自然に囲まれた離島奄美大島の温泉などがおすすめです。

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